とびひ

Q:とびひとは?

もともとある湿疹や虫刺されなどの皮疹をかき壊すことにより、徐々に広がっていくジュクジュクした皮疹のことをとびひといいます。夏季にこどもに好発します。ひっかくことで皮膚の表面にできたキズから浸出液が出るとジュクジュクした創面になり、浸出液が固まるとカサブタになります。本来皮膚には常在菌という細菌がいるのですが、キズができるとその細菌が悪さをし始め、キズから手へ、手から別の部位へと、全身のかいてるところに“飛び火”します。

Q:治療法は?

程度にもよりますが、抗生剤の内服と外用が基本です。かゆみのコントロールも重要になるため、ステロイドの塗り薬や抗アレルギー薬の内服も必要に応じて行います。

Q:他人にもうつるの?

タオルなどを介して浸出液が付着することによりうつる可能性がありますので、治療期間中はタオルなどは専用で使うようにしましょう。